いつまでも一緒にいたかった

最愛の夫を交通事故で亡くしました。
まだ20代。会いたい。

生まれ変わったら

今年で、旦那がいなくなって4年になります。


当時、2年生だった息子は新6年生に。



年長だった娘は新4年生に。


今日、娘が休校中の登校日だったからもらって帰ってきた大量のプリントの中に1枚、


生まれ変わるなら


ってか題名の作文?があって、何気なく目を通すと、


普段は何も言わないけど、娘はちゃんとパパを覚えているんだなぁって思った。



そして3年生が書くにはあまりにも悲しい内容だと思って、久々に泣いた。






4年たっても癒えないんだなぁって実感。。。

フルマラソン

今年度ももうすぐ終わり!


ブログを初めた時は、2年生と年長だった子供達も、来年度で息子は5年生、娘は3年生になる。


本間に日々あっという間!!

パパがいなくなった当初は時間が長くて長くて…、怖かったけど。

今は成長していく子供を思うと1日が短くて時間が足りない。。。



あの時からだと考えられない程、前進しました。

どこにいっても周りの家族を見ると泣けてきてたのに、今では3人で旅行もいける。

キャンプの話を聞くのも嫌だったけど、

なんか吹っ切れて、突然「こうなりゃ、母子キャンプやるぞ! 」ってなって、テントも1人で設置できる物に買い直して、春休みに初母子キャンプの予約をした。そしたらなんかすごく楽しみになって子供達と色々準備したりが楽しかったり☺


父親がいないからって言うのが嫌で、負けず嫌いの性格が、こんな時に役立つとは…笑っ


学校行事では、やっぱりまだ辛い時もあるけれど、ポロッと泣くことは無くなった。

周りの旦那さんと上手くいっていない家庭の人に、自由でいいねーって言われても、笑って返せる。


確かに自由にさしてもらってるから、日々楽しいしね。



旦那とは結婚前から、いつかフルマラソンを走る約束をしてた。

と、言うより、あたしが走りたいから付き合ってね。って。人生でやりたいことの一つがフルマラソンだった。

フルマラソン走ると人生が変わるって聞いたことがあるから、どれほどなのか興味があって。


でもパパがいなくなって。。。


けど、今年、初フルマラソン挑戦してきたよ!2ヶ月程猛練習しました。


制限時間が5時間10分と言う難易度高め😱😱💦知らずにエントリーして後から気付くって言う…。


結果、雨の中無事に4時間半で完走。

これは完走者みんなにもらえるメダル😆


フルマラソン、一言で言えば、楽しかった❗

確かに周りが言ってた通り30キロからはしんどかったけど、見知らぬ人が応援してくれたり、手ふってくれたり、途中で応援の人がくれたバナナは今までで一番美味しいバナナだったかも。

知り合いの人も走ってたけど、戦友かのように、頑張りましょう❗って声を掛け合って。

子供達が配る飴やチョコが美味しかったし、可愛かった!


我が子を見つけた時の、疲れが一気に飛んでテンションあがる感じ。



ラスト5キロは不思議と疲れが感じなくて、自分は風だと勘違いするほど楽でした笑



人生は変わったか。と言われると何も変わってません。

でも人生観は変わったかも。


やれば出来る事で自信になったし、やっぱり応援って力になる。

あたしの姿を見て、自分も色々頑張るわって言ってくれる知り合いもいたし、

マラソン初めてみようかなって。って言ってくれた人もいた。


何より、子供にカッコいいとこ見せれたかな?笑


でも正直まだ出来そうなので来年も頑張って出ようと思う✨



パパ、子供達もあたしもそれぞれ色々頑張って、楽しくしてるよ。

安心してるかな?それともちょっと寂しい?

でも、やっぱり猛烈に寂しくなる時もあって。泣けてくる時もあるけど。


もうすぐ桜が咲きそうやね。

お墓の桜、楽しみやね😊

本を読んで

人魚の眠る家 を読んで、色々考えさせられた。

脳死や臓器移植の事とか。。。



主人は交通事故に遭い、3日間意識不明となった。


病院では、一度は何とかとったけれどそれ以降はCTもとれないほどに脳の損傷が激しくて、どうしようもない。と…

体は全く綺麗なのに脳だけは全く活動していないって。


いつ亡くなってもおかしくない。朝方までもたないかも知れない。って言われた。


その時に、つまり脳死ですか?ってきいたら、医者は


脳死の様なものです。


って、答えた。でも、正直、脳死じゃないなら何なんだ。脳死の様なもの?って思ってたけど、本を読んで初めて知った。


臓器提供を承諾する場合に、脳死判定をするんだね。だから医者は脳死の様なものって言ったのか…。


脳死のテストにも2回あって時間がかかるみたいで。主人は残された時間が僅かだったから臓器提供の話はなかったのかな。



入院中、義父にも、

臓器提供とか考えなあかんな。って言われてた。

その時は、臓器提供かぁ。ぐらいにしか考えてなかった。まだ実感がなかって、夢だと信じたかったから。


でもそれから正直、ずっと主人の臓器は提供できたのか、もし出来ていればすれば良かったのか今でも考えている。

今さらどうもできないし、医者からの話もなかったし、

実際には、

温かくて自発ではないが呼吸していて、寝ているようにしか見えなかった主人を死んでいるなんか認める事が出来たかと言えば無理だったかも知れない。



だから、小説の主人公の気持ちがすごいわかった。


でも生前、免許とかに意思表示はしていなかったけれど主人は臓器でもなんでも使ってくれ。って言ってた。

それをしてあげることは出来なかった事に対して申し訳ない気持ちと、

もし提供することで誰かの中で主人がまだこの世を生きている。と思えたのかも知れない、とかずっと考えてきた。

まぁ答えはないけど。


私は医療の世界には全く関わってきていない人間だから、言えるだけであって実際はそんなに甘くないだとか、専門的なものも色々あると思うけど。



あたしも、免許に意思表示しようと思った。

あたしがしっかり意思表示していたら、残された遺族が悩んで苦しくはないだろうし。